2014-01-01から1年間の記事一覧

今年読んでよかった本

よいお年を、はもうやったのですがTAKESANさんのエントリに触発されて最後にもう一つ。言語学関係の、しかし一般向けに書かれた本がほとんどです。これを書くのは少し迷った。というのは、下記に取り上げたのはほとんどFBで絶賛してきたので、リアル知り合…

こいつら敵じゃない

追記:他人の誕生日のお知らせは設定でオフにできることをブクマで教えていただきました。その後陰謀論の友達は、Facebookがプライバシーポリシーを変更したのでまた何か陰謀をキャッチして、FBやめますと言って去っていきました。こちらから去るつもりだ…

シミュレーションにお答え

前回のエントリにたくさんの反応をいただきまして、ブクマや☆をいただくのは嬉しい反面、これがこんなに話題になるというのは笑って済まされない、結構「不正選挙」なんてことを言う奴がいるってことだよなあと半分暗澹たる気持ちにもなっております。ちなみ…

毎回「不正選挙」を言い出す友人へ

選挙のたびに今回の選挙は絶対不正選挙だ、そうだそうだ、拡散しろとか言い出す友人とそのたくさんのお友達がいて頭が痛いので反論のテンプレを作りました。1.当たり前だが公務員は個人ごとに支持政党も思想信条も違う。自民党支持の上司の下に共産党支持…

ツイッターやってない人の話

レポート書くと言ったのでレポート書きました。例えばうちの親はインターネットという調べ物をしたり買い物ができる便利なツールがパソコンの中にあることは知っているが「ネットで知り合う」ということが理解できないようである。ネットユーザーとそうでな…

山谷氏への野次についての覚え書き(追記あり)

問題の部分の動画の文字起こし 小川「この訪問した方のですね、元在特会の幹部の方がこういう風にホームページで言ってますよ。『山谷先生の宿泊されているホテルへ押しかけ、しょうそ、少々遅い夜明けのコーヒー、』とこういう風にいっています。大臣が泊ま…

かっこの使い方を検証してみた

dlitさんの記事『()(かっこ)内の情報の多義性(?)』を読んで、自分のダイアリの過去5つのエントリについて かっこ、特に「()丸かっこ」でくくられた語句・情報がかっこ外とどのような関係にあるのか を見てみた。私が使用している(かっこ)はおお…

経済成長で少数言語が失われるって記事と論文を読んでみた

話題になっているAFPの「経済成長で少数言語が失われる、研究」という記事と(どうでもいいけどその見出しの読点は何?)その元の論文を読んでみた。一般に外国の学術記事を読む場合、1)その元記事は学問的に妥当なのか2)現地メディアを介しているな…

東京方言にも京阪方言にも直感ではなくて直観がなかった話

訂正:タイトル始め5箇所ぐらい漢字間違ってました。○直観×直感。全く、偉そうなことを書くとすぐこれだ。ご指摘いただいた皆様ありがとうございます。しばらく前にとある言語学の授業を聴講していたのだが、授業中にしばしば直感直観(以下漢字直します)…

関西に谷川浩司あり−【書評】「怒濤の関西将棋」谷川浩司

怒濤の関西将棋 (角川oneテーマ21)作者: 谷川浩司出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2014/03/27メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る谷川浩司は勝負師ではあるがエンターテイナーではない。一世代前の芹沢博文や米長邦雄、内藤國雄とい…

少なくともここにカウンターがある-書評 NATROM『「ニセ医学」に騙されないために』

「ニセ医学」に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!作者: NATROM出版社/メーカー: メタモル出版発売日: 2014/06/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (36件) を見る本の形でこういう情報が手に入る。これがま…

SJLL Vol2読んだよ その7

最初にこれを書き始めてから半年ぐらい経ってるような気がして一回めに書いたのいつだっけと見てみたら1月26日だった。なんだ、まだまだ大丈夫(何が)。なので7回目にしてまだ3ページ目を読んでいるとしても気にせずに細かいところに茶々入れをがんばります…

日曜の朝の醜悪な記録

醜悪な物を見た。こういうのを晒すことは、こういうことをする人の意図に手を貸すことにならないかとも思うのだが、器物破損罪にあたるのではないかと思うのと、情報提供にはなるかもしれないと考えて貼っておく。この種の嫌がらせは珍しいことではないがや…

はじめにネタありき

泡坂妻夫が話題になっている。 生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)作者: 泡坂妻夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/10/26メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 19回この商品を含むブログ (39件) を見る泡坂妻夫は神なので論評なんてできな…

SJLL Vol2読んだよ その6

しばらくご無沙汰しておりました。さて、前回 この次の素人から見ると理屈はわかるけど日本語学って変だ!と思わずにはいられない同音異義の話などについて 次回に書くと言ったら、id:killhiguchiさんよりここでの「同音異義」という用語は少し不適切である…

SJLL Vol2読んだよ その5

推量というやつは絶対怪しい。「きっと動かない自転車」の推量の意味が喚体のメカニズムから来ているのかシナイ形の意味から来ているのかわからないが、私はきっと「きっと」から来る意味!じゃないかと思う。嘘です。思ってません。今思いつきました。1ペー…

SJLL Vol2読んだよ その4

前回の記事にid:killhiguchiさんからいただいたコメントは必読だった。私が。いや、普通に必読だと思うのだけど、そもそもSJLL Vol2を買ってその中のkillhiguchiさんの論考を読んでさらに「ツイッター自由言語大学」の同人誌なのにツイッターやってない私の…

SJLL Vol2読んだよ その3

読書ノートを晒しているだけでレビューなんて書いてないのにブクマ等で過分のご評価をいただいているようですが、アホが炸裂するのはこれからだ。大体山田、尾上を全く読んでいなくて偉そうなことを言っている時点でたぶん後で死にたくなって訂正とかしまく…

SJLL Vol2読んだよ その2

標記の雑誌(Semiannual Journal of Linguistics and Languages) Vol.2について中身に立ち入って書くことの続きid:killhiguchiさんの論考に対して評を書こうとするといつになるかわからないので当面読書ノートを随時晒すことにする。以下はとりあえず私が読…

SJLL Vol.2読んだよ

こういうところを読んで、言語や言語学に興味も関心もあるけど、どうなんだろ、ガチ言語学の人たちが書いた論考とか、雑文にしても素人が読んでわかるのかなあ、面白いんだろうか、とお悩みの皆さん(もしいたら)、そんな時こそ半可通の私が解説しましょう…

自分で自分を叩くと痛い2014

訳あって自分の修論を読み返すという昔書いたラブレターを読み返すよりも恥ずかしい一人羞恥プレイ中なのだが、この修論がコンプレックスで私は長い間、私なんかダメだとふてくされていた。確かにダメなのである。それはもう、どっからどう見てもダメなので…