確定申告の「並び」は寒い

何が言いたいかというと、あのひもとかテープで区切って作った急ごしらえの並ぶ場所は、高齢者には大変である、なぜならつかまるところがない、かつ非常に寒いから、ということです。

 

確定申告の季節にはSNSなどでこの話を何度かしてきたのだが、私の友人に税務署の人はいないし、若い人はネットやらなんとかタックスやらで申告するのであまり気にならないところだと思う。

 

私は去年から郵送していて、もう並んでいないのだけど、一昨年までは毎年並んで提出していた。そして並んでいる間暇なので周りのじじばばを観察するのだが、圧倒的につかまるところが不足している。高齢者を長時間並ばせるのは、危ない。倒れるよ、だって寒いから血圧も上がるだろうし、ストレスも高まるし。

 

私は地方都市と田舎しかしらないのだけど、田舎の場合は税務署でなくて役場に行くのだが、こっちの方が状態はよい。絶対的な人数が少ないので、椅子が並べてあったりもともと年寄りしかいないので年寄り仕様になっている。

 

しかるに地方都市では若い人と年寄りが混在していて、並ぶところが若者仕様、つまり並んでる途中でつかまらないとつらくなるとか、地味に少しずつ動くのがつらいとか、そういうことは考慮されていないテープに沿って並ぶことの何が大変なのかわからない人向けになっている。いいですか、高齢者は腰痛がデフォルトなのです。血圧はいつも高めなのです。足元は不安定なのです。そして一回バランスを崩すと自力でぱっと立ち直れないのです。

 

というようなことは、自身も初老と言われそうな年になって気づいたので、まだまだ並ぶ以外に提出の方法が取れない、主に高齢者のために、少し優遇したり、座って待てる場所を作ったり、あったかい所で待てるようにしたり、配慮してもらえると嬉しいということを毎年この季節になると思うので、今日はここに書きました。