レメディのカタログをもらった

知人がホメオパシージャパン株式会社が作っているパンフレットをくれた。表紙にレメディー・マザーチンクチャー編とあるように、中身は40ページにわたるレメディーとマザーチンクチャー(酒のことらしい)のカタログである。

カタログの中身はネットに公開されているものと一見同じである。(重要な点が違っていることは後述する。)たとえばイミュノセット

電磁波を希釈振盪してつくられたRX Rayに加え、ティッシュ・ソルト(生命組織塩)のコンビネーション・レメディーTS-37の3本セットです。

『電磁波を希釈振盪してつくられたRX Ray』ってこれを堂々とネットで公開しちゃっていいのだろうかと思うが、そのRX Rayのページをみると
肝腎の『電磁波を希釈振盪してつくられた』がどこにも見当たらない。替わりに

レメディーはテンサイ糖でできた砂糖玉です。

電磁波はどうなったのだ?さらに『生命組織塩』というのも気になるところだが、この3本セットの内訳を1本ずつそれぞれのページで見てみると、写真と値段が違うだけで全部「レメディーはテンサイ糖でできた砂糖玉」以下の説明が同じになってしまっている。「レメディー単品」もどこを押しても出てくるのは「テンサイ糖でできた砂糖玉」ばかり。

すべてのレメディーが「テンサイ糖でできた砂糖玉」というのが事実であるならば、それを「電磁波を希釈振盪してつくられたRX Ray」とか「生命組織塩」と宣伝して売り出していいのか?

さらにひっかかるのは、ネット上には一つ一つの商品について「レメディーはテンサイ糖でできた砂糖玉です」と明記されているけれど、パンフレットには4ページ目に一行「すべてのレメディーの原材料はテンサイ糖を使用しております。」とあるのみで、個々の商品についてそれが砂糖玉であることを断ってはいないことである。「全てのレメディーの原材料はテンサイ糖を使用している」とちゃんと(40ページの中の)一行に書いてるじゃないかといわれても、

「レメディーはテンサイ糖でできた砂糖玉です」と
「レメディーの原材料はテンサイ糖を使用しております」ではニュアンスが全然違う。後者はあくまで使用しているだけで、有効な成分はほかにありそうに受け取れる。

たとえば上記のイミュノセットについては

電磁波を希釈振盪してつくられたRX Rayに加え、ティッシュ・ソルト(生命組織塩)のコンビネーション・レメディーTS-37の3本セットです。

の宣伝文句だけが書かれている。もしも、4ページの1行を読み飛ばしてしまったならば、この商品が砂糖玉であることはわからない。ホームページ上では、全ての製品について明記されている情報が、パンフレットではわずかに一行目立たずに記載されているのはどういうことなのか。

勿論、電磁波を希釈って何をどうするんだとか、生命組織塩とはそもそもなんなのかとか、「由井寅子博士が」とあるがその博士論文はどこで読めるのかとか、マザーチンクチャーというのはただの酒とどう違うのかとかほかにもいろいろ聞きたい点はある。インナーチャイルドセットってなんなのだろう。あるいは土地の浄化とは。

最近ホメオパシージャパンShop京都店というのがオープンしたようなので、この辺の疑問は後日直接行って聞いてみたいと思っている。