その投票箱どっから出てきた

滋賀の市選管が白票水増し 衆院選で不正、未集計分廃棄
第48回衆議院小選挙区選出議員選挙の開票における不適切集計について

どっから突っ込んでええのか。『会場を片付ける際に未開封の投票箱1箱を見つけ』ってなんやねん。立会人なにしてたん?共産党は何してたん?京都新聞なにしてたん?投票箱一箱まるっとなくなり、かつ開票が終わるまで誰も見つけられないとか、何年か選挙事務もしくはその報道に従事していたこともあるけど、どうやっても考えられないんですけど。共産党と書いたのに他意はなく、田舎の野党勢力というか、体制がなんか不正をしようとしてもそういう人々が見ている前でできないよという人々の代名詞のつもりです。京都新聞も同様。

選管のコメント
公職選挙法に抵触するおそれがあるだけでなく、民主主義の根幹に関わることであり、市民、県民、国民の皆様に深くお詫びを申し上げます」
選管も認めているとおり、民主主義の根幹に関わることで、言語道断ではあるけれども、ともあれ明るみに出るべきところが内部告発によって出たことは、上記のようなあり得ないことがあるあたりまだ全部は出ていないと思うけれど、根幹まで立ち枯れてはいないと評価したい。こんな小さい市では告発者もわかっていることだろう。

とりあえず
・なんで投票箱が見つからなくなったのか、誰かの悪意によるのか事故的なものなのか、その詳細な経緯。
・投票所から開票会場までの投票箱の運搬はどうなっているのか。立会人はその時どうしていたのか。この時点で誰が関与していたのか。
・「選管幹部3人が相談」したとあるが、市長始め市の幹部が知らなかったで済む話ではない。隠蔽工作に関与したのは3人だけか、市の幹部にどこまで認識が共有されていたのか。2月1日に市長宛に情報提供があったと他の報道にあったが市長はそれまで知らなかったのか。
・持ち帰って廃棄するという行為に、当人以外に関与しその意思決定をしたのは誰か。
というあたり、選管が責任持って疑念が残らないよう明らかにしてほしい。

選管という以上選管の責任は免れないが、隠蔽工作の直接の責任は事務局、すなわち市役所の総務部にあることは明らかで、57歳の総務部長は恐らくまじめかつ有能な人だったのだろうと想像する。通常総務のトップはまじめで有能な人と相場が決まっているから。深夜に及ぶ開票作業が大変なのも重々わかっている。しかし、こういうことがあると選挙の度に休日を返上し代休も取れず、深夜まで誠実に選挙事務に従事している職員がほとんど全てであるのに「ほら見ろ、不正選挙はあるじゃないか」と陰謀論者には悪の巣窟みたいに言われるのである。選挙の大勢に影響はなかったとかいう問題ではない。思想信条に関係なく最低限まともに他の人も動くだろうという前提で社会は成り立っているのであって、このような不正は高速道路を逆走するに等しい行為と思う。不正はありなんだと、民主主義なんか機能していないんだと若い人に思わせる罪は重い。

はぁ。。。私がいいたいのは普通は高速を逆走したり信号無視して横断歩道に突っ込んだりはしませんということである。する奴もいるんだからみんなしてるに決まっている、なんてことはないということである。毎回それを主張しているんですよ、実際そうだから。システムがちゃんとしてるから、普通は。当初から誰かの悪意であったのか、失態ということなのか続報を注視したいが、願わくは若い人々が民主主義そのものへの信頼を失い陰謀論に走ったりしないことを。頭いたい。